西灣河からレトロ風な小型フェリーに乗って10分ほど九龍サイドへ渡ると、そこはなんだか遠い離島へ来ている的な気分になれる場所。香港島サイドからほんの数分離れただけなのにフェリーが対岸に近づくにつれてゆらゆらと現実世界から離れていきます。
鯉魚門側のレトロなフェリーピアへ降りると、そこからぐるりと小さな湾をまわり込んで歩きます。昔ガイドブックで見たことがある小舟がたくさん係留されている光景はなんとも香港らしい眺め。金運UPしそうなほどぽんぽこお腹の金の魚像を横目に鯉魚門海傍道を奥へ降りて行くと、南国らしい大きな木や弦がこんもりと垂れ下がり、陽に焼けた地元の人が道路に面したイスにのんびりと座っています。ここがアジアであることを思い出させてくれる光景です。ランチには少し早い時間に商店街を歩けば、写真を撮ったりお菓子を試食しながらお店の人と話したり、ゆっくりとのどかでどこかノスタルジックな海鮮街を楽しめます。