嬉しいお誘いで秘密の漁村ツアーへ行ってきました。当初は週中ということもあり実現不可能かと思っていましたが、これがなぜか香港マジック?で実現できることになり、弾丸で飛んでゆきました。
つい最近まで布袋村に住んでいた友人Yukikoさん(在港24年)と櫻井景子さん(ルシャスデリシャス主催)のアテンドで行く大人女子的秘密の漁村ツアー。ワクワクしながら將軍澳線とミニバス16番を使って、寶琳駅の近代的なターミナルから20分ほど走ると、小さく丸く入り込んだ布袋澳を望む海辺の村が見えてきました。
まずは食前の軽いお散歩ね〜と軽い気持ちで海岸へ向かって降りてゆくと、思ったよりは険しい坂道。ちょっぴり汗ばみながら降り切ると、そこには大廟湾の海原を真正面に据えた香港最古の天后古廟が静かに悠々と佇んでいたのでした。
天后廟としてのあまりに完璧なロケーションに言葉もなくすほど。。。感動しつつも陽気なメンバーは明るい太陽と清々しい潮風を受けてテンション上がり気味(笑)。娘媽誕の準備のため美しい装飾が施された内部へと入ってゆくと、今度はその美しさに息をのみました。
祭壇に祀られていたのは三体のあどけないお顔の娘媽さま。そのお顔はもちろんのこと、キラキラした飾りとまぶしいほどの刺繍に覆われた赤く美しいお衣装にも心を奪われてしまいました。こんなに近くでじっくりと見るのは初めてかも。←攻殻機動隊(イノセンス)に出てくるアンドロイドを思い出したことはヒミツですw
広東語が堪能な櫻井さんが一緒だったので天后古廟の方に色々とお話を聞いていただきました。
金柑の葉っぱでお祓いをしてもらったり、お土産の飾りを見たりと夢中になっていると、すでにぐるぐる渦巻きのお線香に火をつけてもらっているメンバーが・・・!ここでは120HKドルでお線香を買うとお願事が出来るそうです。ほぼ全員が次々と着火開始!(笑)
予想外の外人客の盛り上がりように、布袋さんのような福耳のおじさまも汗をふきふきチャッカマン(バーナー型)でお手伝い、お茶目です(笑)。名前と願事を書いたひょうたん型のお札をくくりつけたら天井高くつるしてくれます。
この火はなんと、ひと月間燃え続けているそうです。
明日、私の身体は日本へ帰ってしまうけどゴースト(魂)はここにいる。
↑気分はすっかり攻殻機動隊の素子ですw
この佛堂門天后古廟の中で海を見ながら静かに燃えているのだと思うとたまらなく愛おしくなります。またひとつ香港の深さに触れ、ますます香港愛がつのってしまいました。帰りたくない~
とは言え、楽しさと愛おしさに後ろ髪を引かれながらも、いよいよメンバーお待ちかねの海鮮レストランへと移動するのでした。
秘密の海鮮ツアー(2)へ続く。
佛堂門天后古廟 Tin Hau Temple, Joss House Bay
Clear Water Bay, 香港