デュッセルドルフで初めての経験、ドイツ人マダムの素敵なお宅で家庭料理をプライベートレッスンしていただきました。このプライベートレッスンはデュッセルドルフにお住まいのルシャスデリシャスの元生徒さんがママ友という間柄のNicoleさんにお願いしてくださり実現したのでした。
娘の家からライン河を渡って10分ほど、美しい公園の向こう側にある瀟洒なマンションを訪ねました。広くて明るくてセンスの良いインテリア、窓からは手前の公園の緑が色鮮やかに映えて、美しい。
さすがドイツ製のキッチンは広くて収納もたっぷり、そしてお道具がこれまた素晴らしいのです(笑)スチームオーヴンに普通のオーヴン、ハンドミキサーにフードプロセッサーにあれやこれや。出てくる出てくるお道具のオンパレード。思わず景子さんとふたりで生唾ゴックン(笑)、すべてが憧れのドイツ製品(←当たり前)。さらに生ハムを切るクラシックな手動式の大型のスライサーもあってびっくり。これでスライスした生ハムをつまみながらのリラックスできるレッスンスタイル、最高でした。
この日のメニューはお豆のスープ・ベーコン添え、マッシュポテトを纏ったミートローフ、苺とメレンゲと生クリームのデザート。どれも比較的簡単に作れるものばかり。とても洗練されていて軽くて優しい家庭料理でした。
可愛いお子ちゃまたちも代わる代わる側に来てはお手伝いしてくれたり遊んだり、リラックスしながらの楽しいレッスンでした。
露地物の苺の甘酸っぱさと甘さ控えめのメレンゲとフレッシュな生クリームの上に砕いたビスコッティを散らしたシンプルなデザートは手抜き料理の多いワタクシでも簡単に作れそうです。このお魚の水差しも可愛くてツボでした。
できあがったお料理を素敵なテラスに並べて、美味しいパンやドイツワインと一緒にいただきながらおしゃべりしていると、穏やかで幸せな気持ちに満たされていきます。こうして美味しいものを分かち合う、それは国境を越えて人と人をつなぎ幸せを分かち合う、食の大切さと人の温かい心との触れ合い(繋がり)に改めて感謝しました。
Nicoleさんはベルリンご出身、とてもフレンドリィで美しいドイツ女性です。お仕事もされながら時々ご自宅でレッスンをされるほか、クッキングブックも出版されています。また、後で帰宅された素敵なご主人さまもお料理には強い関心をお持ちで、日本で食べたお鮨の話で盛り上がりました。すし飯をうまく作りたいのでぜひ今度教えにきて欲しいと嬉しいリクエストをいただいたので、かなり真剣に次回の渡独を検討中(笑)
デュッセルドルフには何度も来ていましたが、いつも娘のお家で完結してしまうのでドイツ人のお宅へ伺ったことはありませんでした。やはりその土地でその国の家庭料理をいただくとその国が一層身近に感じられますね。今回のデュッセルドルフは貴重な体験と幸運に恵まれ、今までで一番楽しい滞在になりました。
幸運な機会を与えてくださったJunkoさんとNicoleに感謝です。Thank you soooo much !!
Düsseldorf