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老舗で味わう上海蟹 <湾仔> 老上海飯店 Hong Kong Lao Shang Hai Restaurant

執筆者の写真: Mariko YamaguchiMariko Yamaguchi

この時期に上海蟹だなんて季節外れもはなはだしいとは思いますが、今年秋のシーズンの参考になれば幸いです。←と苦しい言い訳(汗)

秋と言えば、渡港する多くの方が楽しみにしているのが上海蟹(大閘蟹)を食べることではないでしょうか。この時期香港内の市場や魚屋さんはもちろんのこと、街中の広東・上海・海鮮レストランでも看板やポスターを掲げ、食べる側も提供する側も大いに盛り上がっています。もちろんワタクシも毎年この季節を指折り数え心待ちにしているひとりです。

昨秋、友人と伺ったお店は湾仔にある古くて由緒正しい上海レストラン・老上海飯店。こちらのお店は上海蟹を食べる目的では日本人向けの旅行サイトにまったく出ていません。ちょっと古くて地味だからかなぁ?でも、味にうるさい香港ブロガーさんたちにはとても評判の良いお店なのです。

謝斐道にあるノボテルセンチュリーホテル香港の地下(現在はすぐ近くへ移転しています)、少し暗いフロアに水槽が置いてあるだけのエントランスはなんとも地味でレトロな老舗の風格。この古さ、ワタクシはすっごーーーく好みです♡

エントランスと同じく期待を裏切らないレトロな店内ではベストを着た、これまたレトロな雰囲気のおじさまがオーダーを取りに来ます。初めはちょっと無愛想なお顔でチラッと見ていましたが「ジャパニーズ?オーケー、オーケー♪」といきなりフレンドリーに豹変(笑)何がオーケーなのかよくわかりませんが、笑顔につられてワタクシたちもニコニコ♡

上海蟹は自分で選びたいというと入り口のショーケースに連れて行ってくれるので、好きなものを選びます。ワタクシは上から二番目に大きめなヤツをお願いしました。なぜ一番じゃなかったのか・・・ちょっとだけお値段にビビったのかもw

待ちに待った上海蟹。どれだけワクワクして待っていたかはこの顔をご覧ください。ごめんねー、蟹さん!怖いよねー(笑)でも、一年も待ったんだから許して~♡ 一年越しで再会できた喜びに興奮度MAX!

オーダーしたのは上海蟹と蟹餡をかけた麺、他には衣笠茸と豆苗のスープ、シンプルにこれだけです。おしゃべりしながら待つこと10分。まずはスープが運ばれてきます。これがまた美味しいっ!クリアながら奥深い味でレンゲが止まりません。

香港スープ、なんて美味しいんだろう!と感激しながら飲んでいると、そこへ鮮やかなオレンジ色に仕上がった蒸し立ての上海蟹が運ばれてきました!

おじさまがハサミで解体してくれるので、半分に割った体部分の黄色の蟹ミソめがけてかぶりつきます。あぁ~、この甘さ、たまらない~!脳天にくるよね~!無言で集中!

上品なねっとり感となめらかさ、美味しすぎて、泣けちゃう。この感動と美味しさを今すぐ誰かに伝えたい、いえ叫びたい!それぐらい美味しいのです。

無言で上海蟹を食べ尽くした頃に、今度は蟹ミソをたっぷり使った餡をかけた麺が登場。味付けは香港らしく優しい味なので存分に蟹餡の風味と麺の美味しさがわかります。これも絶品!

今、この写真見ただけでも震えるぐらい、また食べたい(笑)

仕上げはいつもの甘くて辛い生姜汁をいただいて大満足。年内にやることをやり遂げた大晦日みたいな気分です。

その日はまた来年のお楽しみと言い聞かせながら帰りましたが、ワタクシどうしても我慢できず三日後再訪することに。「また来たか~♡」とニコニコのおじさまたちが歓待してくれる中、まったく同じコースをいただいてその足で帰国の途につきました。やっぱりこのシーズンに来たら二回は食べておかないともったいない。今年の秋に来港予定の大人女子的香港迷の皆さま、それぞれのご贔屓のお店でどうぞ美味しい上海蟹をご堪能くださいね。そして、お店選びで迷ってる方にはこちらの老舗もひそかにオススメいたします。

灣仔軒尼詩道288號英皇集團中心1樓101-104號舖

Shop 101-104, 1/F, Emperor Group Centre, 288 Hennessy Road, Wan Chai

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